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紹介:ブルゴーニュ(ブルゴーニュの城)

約 10 年前に発売されたブルゴーニュ(あるいはブルゴーニュの城)。

人気作であるため、遊んだことのある方も多いと思います。

 

これまで 10 の拡張が発売され、昨年発売の 「20 周年記念版」 にはこれらの拡張の一部が含まれています。

(20 周年とは、作者シュテファン・フェルト氏のボードゲームデザイナーとしての活動期間を指しているのだと思われます)

 

拡張込みで遊ばれる機会は比較的低いと思いますので、今回はこれらの拡張群についてご紹介しようと思います。

 

以下、発売順に記載していきます。 

※()内は発売年

※ 一部の画像は許可されているものを boardgamegeek.com より引用しています。

 

The Castles of Burgundy (2011)
すべてはここから始まった…


プレイヤーは中世フランスのブルゴーニュ地方の領主となり、領内を発展させることがゲームの目的です。
ヘクス状にマスが敷き詰められたプレイヤーボードが領内となり、ここに建物や港、牧場といった様々なタイルを配置していきます。
すべてのアクションはダイスを消費することで行います。
ダイスの気まぐれを知恵でいなし、効果的にタイルを配置していきましょう!

「ブルゴーニュ」(あるいは「ブルゴーニュの城」)はフェルトの 13 番目の作品で、初期と中期で作風が分かれるとしたら、その過渡期に位置していると言えます。
BGG レーティング 8.011 にして BGG ランク 15 位に燦然と輝くボドゲ史における至宝です。


1st Expansion – New Player Boards (2011)
Spielbox 誌 2011 年 5 月号の付録としてリリースされました。
新たな 8 種のプレイヤーボードと、特別なルールが含まれています。

追加ルール:
すべてのタイルはいずれかの城に対して「直接隣接」か「同じ色のタイルで繋がっている」必要があります(城タイルは例外)。
つまり新しいタイルを配置する際、城の隣にあるタイルと色が異なる場合、そのタイルは城と直接くっつけて置くしか無いということです。

この追加ルールにより、タイル配置がより戦略的になっています。


2nd Expansion – New Hex Tiles (2012)
独特な効果を持つ 4 種の新たなタイルが 1 枚ずつ含まれています。

追加タイル:
・公園(ベージュ:建物):
配置した際、他の任意の建物の効果を得ます。
・ヤギ(薄緑:動物)
配置した際、他の任意の動物として数えます。
・順番(黄:知識)
配置したプレイヤーの手番順マーカーが他のマーカーと重なっている場合、その中での手番が最初として扱われます。
・労働者(黄:知識)
配置したプレイヤーは、1 銀を払い 2 労働者を得るフリーアクションが可能になります。
 


3rd Expansion – German Board Game Championship Board 2013 (2013)
ドイツのボードゲームチャンピオンシップ 2013 の地域予選大会専用に作成されたプレーヤーボードです。

スタート地点をどこにするかにより、得るもの、失うものが明確になるテクニカルな配置です。


4th Expansion – Monastery Boards (2013)
新たな 8 種のプレイヤーボードと、特別なルールが含まれています。

追加ルール:
マスの外周には対角線を結ぶように 3 つの修道院がプリントされています。
この対角線を 1 本繋げるたびに 5 点得ます。
さらに 3 本繋げた最初のプレイヤーは 5~7 点、2 番目のプレイヤーは 2~4 点を得ます。
わずか 22 点の追加の得点チャンスですが、タイル配置の選択肢に重み付けを加えるには十分でしょう。


5th Expansion – Pleasure Garden (2014)
2014 年 9 月 14 日にドイツ全土で開催される Stadt Land Spielt イベントの限定版でした。
新たな 1 種の建物タイル計 9 枚と、それに対応した知識タイル 1 枚が含まれています。
追加タイル:
・遊園地(ベージュ:建物):
配置した際、白ダイス(商品タイルの配置に使うもの)の出目を使用して追加アクションが行なえます。
・遊園地ごとの得点(黄:知識)
ゲーム終了時、遊園地 1 つにつき 4 点を得ます。
縛りのある城タイルといったところですが、建物タイルであることがポイント。
従来埋めるのが難しかった 8 マス構成の建物エリアを持つプレイヤーにとってはありがたい存在となるでしょう。


6th Expansion – The Cloisters (2015)
Brettspiel Adventskalender 2015 の 20 日目をめくると…?
新たな 1 種の建物タイル計 5 枚が含まれています。
追加タイル:
・回廊
毎ラウンドごとに 1 枚、中央の闇市場に配置され、2 銀を払って買うことが出来ます。
ダイス目や隣接の配置ルールに従っている限り、このタイルはどんな色のマスにも置くことが出来ます。
さらに、エリアが埋まった場合、このタイル 1 枚ごとにエリアのマス数を 1 多く数えます(8 以上にはならない)。
(例:回廊 2 枚が含まれた 4 マスエリアを埋めた場合、6 マスエリアを埋めたとして点数を得ます)
6,7 マスエリアを埋めて追加点を狙ったり、早めに一色をコンプリートしたい場合に使えそう。


7th Expansion – German Board Game Championship Board 2016 (2016)
3rd Expansion と同様に、ドイツのボードゲームチャンピオンシップ 2016 の地域予選大会専用に作成されたプレーヤーボード。
銀か手番かの 2 卓を迫ってきますが、2013 年版に比べて、プレイ中の戦略変更にもある程度柔軟に対応できそうな配置です。


8th Expansion – Trade Routes (2017)
ノートルダム 10 周年記念版に同梱されているミニ拡張です。
現在は BGG Store でも購入可能 です。
新たなルールを追加するためのカード群が含まれています。
追加ルール:
ゲーム開始時、プレイヤーはそれぞれ数枚の交易路カードを配られます。
これをプレイヤーボードの上部に横一列に並べてからゲームを開始します。
プレイ中に商品を売却した際、商品チップを売却済みエリアでなく交易路カードの上に、左から詰めて置きます。
この際、カードに示されたマスと同じ色の商品だった場合、ボーナス効果を得られます。
特に 2 人戦の場合では得られる点が低いため、商品売却はあまり有効な戦略でありませんでした。 このルールにより、狙って売却を進めていくことも大切になってきそうです。


9th Expansion – The Team Game (2017)
6th Expansion と同様、Brettspiel Adventskalender 2017 に同梱されています。
現在は BGG Store で購入可能 です。
4 人でペア戦を行うための特別なプレイヤーボードが含まれています。
追加ルール(概要):
プレイヤーは 2 対 2 のペアに分かれ、ペアの合計点を競います。
プレイヤーボードはペアごとに一体化しており、タイルのストックエリアの一部や手番順、手番中のアクションを除いて、すべてのものを共有します。
(知識タイルの効果も、互いのプレイヤーとすべてのタイルに及びます)
手番順マーカーがトラックの最終マスにあった場合に港タイルを置くと、手番順が最初になるようマーカーを置き直します。
例えば手番順が連続しているペアに対しては、タイルのカットが非常に難しくなります。
また、最終的に配置されているタイル数が倍近くになるため、「1 種の建物 1 つにつき 4 点」の知識タイルの得点が高くなることも特徴です。
互いに相談しながら、ダイナミックに手を進めていく楽しさがあります。


10th Expansion – Solo (2018)
Brettspiel Adventskalender 2018 の 25 日目をめくると、これが登場します。
ソロプレイを行うための特別なプレイヤーボード 1 枚と追加ルールが含まれています。
追加ルール(概要):
25 ラウンド以内にすべてのマスを埋められれば、ゲームに勝利します。
メインボードに対するタイルの追加は、通常ルールの 2 人戦のものと同様に行います。
ラウンドごとに、メインボードのタイルは少しずつ捨てられていきます。
プレイヤーボードは川で隔たれています。

 

 

The Castles of Burgundy (20th Anniversary) (2019)

これは拡張ではなく、これまでリリースされた拡張のうち、一部を除くものを同梱したバージョンです。
ボードなどのデザインも一新されています。
 
同梱から省かれた拡張は以下のもの:
  • 1st Expansion – New Player Boards
  • 3rd Expansion – German Board Game Championship Board 2013
  • 7th Expansion – German Board Game Championship Board 2016
また、新たな拡張が 1 つ追加されています。
Shield と呼ばれるもので 「ゾロ目が出てしまったら、そのラウンドの 2 アクションを放棄する代わりに強力な効果を持つ盾タイルを獲得してもよい」 というもの。
確かに、ブルゴーニュにおいてゾロ目はションボリするものですが、これによりゲームがどのように変化するでしょうか。
 
 
さらにこんなブルゴーニュも…
  • The Castles of Burgundy: The Card Game (2016)
  • The Castles of Burgundy: The Dice Game (2017)

カードゲーム版は中々評判が良いようですが、遊んだことがありません。

ダイスゲーム版は… そんなものはなかった…

 

 

ブルゴーニュがもっと楽しくなるアイテムたち

ブルゴーニュをより遊びやすくする商品が BGG Store で販売されているので、最後にご紹介します。

ブルゴーニュはゲームを始める前に、タイルたちを裏返してシャッフルし、山積みにする手間があるのですが、このバッグたちがあれば楽チン!

わざわざ積まなくとも、毎ラウンドここから引いて配置すれば OK なんです。

つややかな手触りでおしゃれです。

私も毎日愛用しています。

 

PayPal があれば気軽に買えますので、ブルゴーニュ好きの方は是非買ってみてくださいね。

 

それでは、よいブルゴーニュを!